特集

たくさんの人に京都の本当の魅力を知ってほしい。そんな想いから、Why KYOTO? の特集は生まれています。わたしたちは京都で過ごしながら、日々京都の魅力を実感しています。京料理、お茶席、町家、祭、習慣、京ことば….。随所に感じられる四季折々の楽しみ方やおもてなしの心。十人十色の旅がある中で、それが最大限素晴らしい時間になることを願って、古き良き京都、そしていつ訪れてもどこか新しい京都の魅力を、これからも発信していきます。WEB版でも本誌の特集を公開していますので、ぜひお楽しみください。

戦後の屋台から普及した京都のラーメンは、豚骨や鶏ガラのスープに醤油のタレが基本。「薄味」とされる京料理とは違う、京都人が好む日常食であるラーメンは、しっかりと旨みが濃いものが多い。今や多岐にわたるタイプ別に食べ比べすれば、世界へ通じる人気の理由が分かるだろう。 麺屋...

京都に暮らす人々にとって、居間の延長でもある喫茶店。家庭ごとに得意料理が違うように、店ごとに名物も異なる。朝昼晩のコーヒータイムのお供にしたい、老舗のスイーツや軽食をご紹介。各店自慢のコーヒーとの相性を楽しんで。 喫茶チロル 約半世紀に渡って常連客に愛される喫茶店。壁には、昔の京都の町並みを映した写真が飾られている。観光の合間に小腹を満たすなら、イタリアン680円を。スパゲティと野菜、ハムやマッシュルームをケチャップで炒めた日本の喫茶店独自の軽食で、ナポリタンとも呼ばれている。こちらの店は太めの麺とマイルドな甘みが特徴だ。 ...

学生たちが語らい合い、地元民が新聞片手に一服する憩いの場。一言で純喫茶といっても、醸し出す雰囲気や守ってきた伝統は様々。長い歴史の中で京都の街に根付き、人々の暮らしと共に発展してきた個性的な老舗を紹介。 喫茶ソワレ:青く輝く乙女の聖地 1948年創業以来、趣の変わらない喫茶店。京都随一の繁華街・木屋町にあって、そこだけタイムスリップしたかのような佇まいだ。昭和を代表する美人画の巨匠、東郷青児も足繁く訪れたというこの店の看板や調度品には、氏の描いた女性たちが物憂げな表情を浮かべている。BGMはなく、カップの音だけがかすかに響く店内は空想に耽るのにちょうど良い静けさ。フランス語で夜会を意味する店名の通り、日が暮れるにつれブルーの照明が妖しい輝きを増す。看板メニューのゼリーポンチ(¥700、数に限りあり)も、そんなレトロな世界観を体現。はじけるソーダに浮かぶ色とりどりのゼリーはまるで宝石のような美しさで、ロマンチックなムードを一層引き立ててくれる。 ...

「純喫茶」とは、本来はアルコールを扱わない純粋な喫茶店を意味し、昭和初期から増えた業態だ。現在では、当時の面影を残す日本独自の喫茶店のスタイルを指す意味で使われることが多い。京都で長年愛されている「純喫茶」を訪れて、歴史や文化に思いを馳せよう。 イラスト:Robin...

舌がとろける和牛尽くしの料理を堪能 地元民から高い人気を誇る[銀閣寺大にし]。同店は和牛の最高峰A5ランクを中心に京丹波平井牛や長野県産村沢牛などを扱う老舗精肉店[銀閣寺大西]の直営店舗。良質な和牛を吟味し、一頭買いにこだわり美味な肉料理を余すことなく提供する。ここで、ぜひ味わってほしいのは平井牛をはじめ厳選和牛を用いた雅コース(¥12,000/1日6名限定/2日前までに要予約)。季節の前菜から始まり、和牛大トロ炙り握り、特撰厚切り和牛タンと薄切りタン塩焼き、特撰シャトーブリアンのステーキ...

世界中からやってくる旅人に「日本で食べたいものは?」と聞けば、“和牛”とこたえる人が多い。スキヤキ、しゃぶしゃぶの主役であり、日本の食文化に欠かせない和牛。中でも今回は“京都肉”の魅力をたっぷりとご紹介しよう。 四季を持つ豊かな気候と、日本人の繊細な仕事によって育まれる和牛。とろけるような食感と、びっしり入ったサシの甘み。そんな和牛のおいしさを堪能したいなら、ぜひ京都へ。千年の都として独自の文化が育った京都は美食の街でもあり、実は昔から京都人は牛肉が大好き。「黒毛和種であること」「京都府内で最も長く飼養されていること」「日本食肉格付協会の枝肉格付が最高ランクのA5、B-5及びA-4、B-4規格であること」など、数々の定義をクリアした希少なブランド牛「京都肉」が、舌の肥えた人々を魅了している。 豊かな自然と長い愛情が育む...

寿司ネタ 定番の赤身、さっぱりと淡白な白身、貝や玉子。酢で締めたり海苔で巻いたり…。握り寿司のネタは、具材も味付けもさまざまだ。事前に食べたいネタをチェックして、寿司を最大限に楽しもう。   寿司用語 寿司屋には、さまざまな専門用語が飛び交う。せっかく寿司屋に行くなら、専門用語を話してみよう。あなたの寿司マスターっぷりに、寿司職人も驚いて喜ぶに違いない。 1....

レーンの上にある色とりどりの美しい寿司が次々と目の前に現れる回転寿司。高級店も多い寿司を、アミューズメントパークのような感覚で手軽に食べられるとあって、幅広い世代に人気だ。日本の名物、ユニークな回転寿司を堪能あれ! アクセス便利な京都駅前のビル地下にある回転寿司店[大起水産]。新鮮な寿司を気軽に味わえるので、地元民や観光客に評判だ。席に座ると、目の前をバラエティ豊かな寿司が次々と回ってくるので、見ているだけでも心躍る。 この店では、鮮度の決め手となる産地直送にこだわり、毎朝届けられる新鮮な魚介を使って寿司を提供している。寿司ネタは常時約50種類と豊富な品揃えで、ヒレカツ巻き(¥270)や大山鶏唐揚げ(¥378)、デザートなどのサイドメニューが充実していることも人気の理由だ。回転寿司は独自のルールがあるが、マナーを守って楽しめば、その魅力をすぐに実感できるはずだ。日本人が愛してやまない回転寿司。ぜひトライしてみよう。 回転寿司の楽しみ方 1)自ら空いている席にはいかずに、入口で人数を店の店員に伝えて席に案内してもらう 2)席につくと店員が来るので、ドリンクや汁物など寿司以外のメニューを注文する 3)お茶は自分で入れる(無料)。テーブルの上にある湯のみに粉末の茶を入れてお湯を注ぐ 4)レーン上を回っている寿司を自由にとる。寿司が自分の目の前まで回ってきた時にとること 5)食べたい寿司が回ってこない場合は、卓上にあるタッチパネルで注文することもできる 6)タッチパネルで注文した寿司は、店員が自分の席まで運んでくるのでそれまで待つこと 7)食べ終えた皿は重ねて置いておく。最後に店員に皿の枚数を数えてもらってから支払いにいく 8)寿司の価格は皿の柄によって異なる。回っている皿を取るときに値段も確認すること 回転寿司のマナー 1)一度、皿を取ったらレーン上に戻してはいけない 2)寿司だけを取らずに、必ず皿ごと取ること 3)タッチパネルで注文した寿司は、店員が自分の席まで運んでくるので、同じネタが回ってきてもレーンから取ってはいけない 大起水産...

職人の技巧が光る江戸の寿司スタイル 「にぎり寿司」は世界中で親しまれている日本料理だが、調理法やスタイルは地域によって様々。甘めの酢飯でしっかり握る関西のにぎり寿司に対して、東京の江戸前寿司はさっぱり味の酢飯に空気を含ませながらふんわり握る。寿司飯の上にのせるネタも異なり、関西は素材の鮮度を重視する一方、江戸前寿司では、東京湾で獲れた魚介類に工夫を凝らす。例えば白身魚の昆布締めやマグロの醤油漬けという具合だ。 そんな本場の江戸前にぎり寿司が京都にいながら口にできるのが、1889年創業の「寿司清」。東京の築地市場から届く30〜40種類の魚介類が並び、目の前で職人が握ってくれる。気になるネタがあれば注文してみよう。何を食べたらいいのかわからない時は、大トロや中トロ、ウニなど寿司11貫と赤出汁、茶碗蒸し、わらび餅の「おまかせ」(¥3456/写真)もおすすめだ。 築地寿司清...