特集

たくさんの人に京都の本当の魅力を知ってほしい。そんな想いから、Why KYOTO? の特集は生まれています。わたしたちは京都で過ごしながら、日々京都の魅力を実感しています。京料理、お茶席、町家、祭、習慣、京ことば….。随所に感じられる四季折々の楽しみ方やおもてなしの心。十人十色の旅がある中で、それが最大限素晴らしい時間になることを願って、古き良き京都、そしていつ訪れてもどこか新しい京都の魅力を、これからも発信していきます。WEB版でも本誌の特集を公開していますので、ぜひお楽しみください。

京都にラーメン店が多い理由は、学生が多いからというのが定説。京都市は大学が多く、人口の1割が学生だといわれている。その学生たちの腹を満たすべく、“安くて、早くて、美味しい”ラーメン文化が育まれ、今なお進化し続けている。 京都で、“ラーメン街”とよぶ人もいる一乗寺という地域。約1キロの通りにラーメン店が密集している。京都のラーメンの定番は豚骨スープに醤油を加えた黒っぽいスープ。麺はやや柔らかめにゆでたものを使い、チャーシューとメンマ、ネギが乗る。 京都に6店舗を構える[魁力屋]は日本産鶏ガラの清湯スープがベース。数種類をブレンドする醤油ダレ、上質の背脂を加え、まろやかで後味すっきりな味が人気だ。 一方で、近年人気を集めているのが濃厚な白濁鶏ガラスープを使う店や、麺をスープにつけながら食べる「つけ麺」の店。スープに工夫を凝らし、オリジナルの麺を使っている店もある。一杯のどんぶりの中にこだわりが詰まった京都のラーメン。お腹を空かせて一乗寺を訪れて、食べ歩いてみてはどうだろう。ただし、一人一杯必ず注文するのがマナーだ。 01....

日本有数の観光地である京都では、「おすすめは?」と聞かれると地元民でも迷うほど魅力的な店が多い。20年以上にわたって京都でグルメ情報誌を発行してきた出版社が本当のおすすめ店を厳選。さあ、京都を食べ尽くそう! とりあえず一杯!...

日本有数の観光地である京都では、「おすすめは?」と聞かれると地元民でも迷うほど魅力的な店が多い。20年以上にわたって京都でグルメ情報誌を発行してきた出版社が本当のおすすめ店を厳選。さあ、京都を食べ尽くそう! 旅のお供に一杯のコーヒーを 見所が多い京都では、観光の合間にちょこっと休憩が必要だ。美味しいコーヒー片手に、次の計画を立てるもよし、旅の思い出を振り返るもよし。ほろ苦い味が旅に優しいスパイスを加えてくれる。 01....

日本有数の観光地である京都では、「おすすめは?」と聞かれると地元民でも迷うほど魅力的な店が多い。20年以上にわたって京都でグルメ情報誌を発行してきた出版社が本当のおすすめ店を厳選。さあ、京都を食べ尽くそう! 大満足の和食...

日本有数の観光地である京都では、「おすすめは?」と聞かれると地元民でも迷うほど魅力的な店が多い。20年以上にわたって京都でグルメ情報誌を発行してきた出版社が本当のおすすめ店を厳選。さあ、京都を食べ尽くそう! 幸せな一日の始まり...

観光名所に溢れた京都では、1日にたくさんの場所を訪れたくなるもの。せっかくなら移動時間も楽しまない?京都の地元民に愛され続ける2大ローカル線は、観光客も楽しめる魅力がいっぱい!小さな車両に乗って、さあ絶景の旅へ。 もみじのトンネルを駆け抜ける「叡電(えいでん)」 鴨川と高野川が合流する鴨川デルタのそば、出発地点である出町柳駅からはじまる叡山電車の旅。「比叡山」へと向かう叡山本線はグリーン、「鞍馬」・「貴船」の方へと向かう鞍馬線は赤のラインが目印だ。叡山電車、通称「えいでん」は、地元民の足として長年愛されているローカル線だが、実は観光客に大人気の特別な車両がある。その名は展望列車「きらら」。景色を存分に楽しめるようガラス面が多く、中央の8席は窓側を向いているのが大きな特徴で、1時間に1〜2本運行している。 出町柳駅から「きらら」に乗って終点の鞍馬駅までは、片道約30分。その途中、見逃さないでほしいのが市原駅〜二ノ瀬駅の「もみじのトンネル」。青紅葉や紅葉の時期には減速して走る列車から、視界を埋めるような紅葉と出合える。さらにもう2カ所、営業課の小寺さんがおすすめを教えてくれた。「一つ目は貴船口駅。鞍馬駅から出町柳駅へ向かう時、まずは列車の前方へ移動してください。近づいてくる貴船口駅そのものが紅葉で覆われていて印象的です。もう一つは二ノ瀬駅。構内に立っている大木の紅葉は迫力がありますよ。」 秋になれば夕暮れから21時ごろまで、紅葉のライトアップも開催。車内の電気を消して、真っ赤に染まるもみじのトンネルをゆっくりと抜ける間、幻想的な景色が広がる。紅葉のピークは街中だいたい11月中旬〜下旬、「きらら」に乗って特別な時間を過ごそう。 [caption...

大工さんの技術も大切に継承 飲食店が建ち並ぶ木屋町通り、落ち着いた風情が楽しめる御池通より北側。上木屋町と呼ばれるエリアに、ジェフさんの自宅はある。2000年から暮らす、元旅館の京町家だ。石畳のエントランスを歩き、靴を脱いでさらに廊下を抜けると、開放的な川床が広がっている。4月末の快晴の日、床開きという名の設営作業に立ち会うジェフさんの姿があった。「92軒ある川床のうち、木製は我が家を含むたった2軒だけ。引っ越してきた時、江戸時代の図面が残されていて、それを元に再現しました。木が朽ちてきたら新しくしないといけないし、鉄骨に比べてメンテナンスが大変ではありますが、昔ながらの姿をできるだけ大切にしたい。また、クレーンで組む鉄骨とはちがい、木製は大工さんの手作業によって完成します。そんな大工さんの素晴らしい技術も残していきたいのです。」と、大きなパズルのように組み上がってゆく川床を眺める表情は、どこか誇らしげだ。 ...

京都の夏の風物詩「川床」。鴨川べりや貴船にある飲食店が、夏になると川の上にテラスのように床を出して食事を提供する。 そんな川床にはどんな魅力があるのだろうか。鴨川沿いの京町家で暮らす、アメリカ出身のジェフ・バーグランドさんの視点から探ってみよう。 リバーサイドは夏の特等席 桜が舞う季節が過ぎ、日射しが強くなり始めるころ。5月1日は京都人が初夏の訪れを感じる鴨川納涼床がスタートする日。鴨川にせりだした屋外スペースで飲食を楽しむ納涼床は、毎年5月〜9月末日まで開催され、京都人だけでなく観光客にも人気のスポットとなっている。 納涼床の始まりは江戸時代初期、鴨川の水面の上に床几と呼ばれる木製の台を設置して楽しんだ。「同じ漢字ですが、川の中に出していたものは川床(かわどこ)、現在の店からせり出したものは川床(かわゆか)と読みます。明治時代は7・8月あたり、2ヶ月ほどの期間だったようです。大正時代になると治水事業のため川の中の床が禁止され、第二次世界大戦によって完全消滅した時期もありました。」そして戦後、納涼床を次世代へ伝えるべく復活し、今の形態に。現在では二条から五条までの間、約90軒の川床に人々が集う。古くは和食の店がほとんどだったが、昨今はイタリアンやフレンチ、カフェやバーなどさまざまな川床の店がある。「5月と9月だけ昼床があり、6〜8月は夜のみの営業。控えめな照明の下、夜風に吹かれて過ごすナイトタイムはとても気持ちが良く、時間を忘れさせてくれます。歴史ある京都の川床文化、ぜひ体験してみてください。」 ...

京都の街を歩くと、風流な佇まいの木造建築が多く見られる。そこには驚くほど、細やかな日本人の知恵と精神が反映されている。長きにわたり京都の人の暮らしを支えている京町家、その構造や見所を覗いてみよう。 18世紀の京都の商人の息遣いが宿る京町家 「杉本家住宅」は、1743年に創業した呉服商「奈良屋」の店舗兼住まい。現在は呉服商としての役目は終え、大規模な京町家の貴重な建築遺構として保存・公開されている(建物は国の重要文化財、庭園は国の名勝に指定)。 「京町家には、日本人の心のあり方がよく表れていると思います」。そう話すのは杉本節子さん。「杉本家住宅」で生まれ育ち、保存会の理事として住宅の保存に尽力している。「四季が明確に分かれている日本、特に京都では、自然とともに暮らしがあることをとても大切にします。それは芸術の面を見ても明らかですね。住まいに関しても同様です。京町家は、木と土で出来ています。これらはいずれも自然のもの。さらに、例えばこの杉本家住宅では居住部分の周囲は庭になっており、障子を開ければいつでも自然の風を感じることができます」。自然を暮らしに取り込み、また自然を感じていたいという日本人の精神が住まいにも表れていると杉本さんは言う。 「一方で、自然のものは必ず朽ちていきます。それらを修繕しながら暮らすのですが、どのように繕うか。利便性を追求して変えてしまうことも可能ですが、昔の京都の人びとはそれをしませんでした。手間をかけ、丁寧に修繕したのです。手間をかけた分のぬくもりを感じるような気がしませんか」。 ...