京都の伝統文化を感じられる花街って?

花街という字を見ると、「花の街」、花にあふれた街を想像しませんか。そう、花街は、花が非常に大事にされている街なのです。では、なぜ他の街よりも花が大事にされているのでしょう。それは舞妓さん・芸妓さんがいる街だからです。

舞妓さん・芸妓さんというのは、日本の様々な文化を学びながら、優れた芸を見せてくれる人です。着物を着て、生け花、茶道、歌、京ことば、踊りなど、つまり日本の文化に溢れた世界で生活をしています。舞妓さん・芸妓さんは必ず女性であり、まずは舞妓さんとして、その華やかな姿で座敷に彩りを添えます。そして舞妓さんになった後も、稽古を積み重ね、独立し芸を極めた芸妓さんになる人もいます。「芸者」という言い方もあるのですが、京都では「芸妓」と言います。

17:30ごろ、花街を歩いていた私が舞妓さんとすれちがったとき、なるほどこの街には年中花が咲いているんだなと思いました。というのも、舞妓さん・芸妓さんの着物には様々な色の花々が咲き乱れているし、花簪は彼女らの髪に季節の花をそえています。

花街では舞妓さんや芸妓さん以外にも、様々な人たちが暮らしています。例えば、舞妓さんや芸妓さんが住んでいる置屋を管理する「おかあさん」。舞妓さんという夢をかなえるために、日本中から京都に集まった若い女性たちは、自分の家族から離れて置屋で暮らします。置屋の「お姉さん」と「お母さん」が新しい家族となって、修業にはげみます。置屋には女性しか住んでいないとはいえ、まったく男性が出入りしないというわけではありません。置屋の「男衆」の役目は、舞妓さんを待ち合わせの場所まで運んだり、集金をしたり、着付け補助など多岐にわたります。

花街では今も和食料亭や西陣織のお店が軒を連ねており、昔からのお茶屋や歌舞練場も多く残ります。京都には、5つの花街(祇園甲部・宮川町・先斗町・祇園東・上七軒)があり、中でも1587年に豊臣秀吉のためにつくられた上七軒は一番古い花街です。
世界遺産北野天満宮に観光したあとは、上七軒へ立ちよってみてはいかがでしょう!

上七軒
■アクセス
JR京都駅から 市バス「50号」「101号」系統にて、「北野天満宮前」または「上七軒」を下車
(所要時間30分)

■京都観光Navi
https://kanko.city.kyoto.lg.jp/detail.php?InforKindCode=4&ManageCode=6000024

マテオス リオネル/Mateos Lionel
マテオス リオネル/Mateos Lionel

フランス出身/龍谷大学 国際文化学部/どんな問題にも解決があるーーーFrom: France / Ryukoku university intercultural studies. / Every problem has a solution.