京都人の粋な涼み方、川床(2)

大工さんの技術も大切に継承

飲食店が建ち並ぶ木屋町通り、落ち着いた風情が楽しめる御池通より北側。上木屋町と呼ばれるエリアに、ジェフさんの自宅はある。2000年から暮らす、元旅館の京町家だ。石畳のエントランスを歩き、靴を脱いでさらに廊下を抜けると、開放的な川床が広がっている。4月末の快晴の日、床開きという名の設営作業に立ち会うジェフさんの姿があった。「92軒ある川床のうち、木製は我が家を含むたった2軒だけ。引っ越してきた時、江戸時代の図面が残されていて、それを元に再現しました。木が朽ちてきたら新しくしないといけないし、鉄骨に比べてメンテナンスが大変ではありますが、昔ながらの姿をできるだけ大切にしたい。また、クレーンで組む鉄骨とはちがい、木製は大工さんの手作業によって完成します。そんな大工さんの素晴らしい技術も残していきたいのです。」と、大きなパズルのように組み上がってゆく川床を眺める表情は、どこか誇らしげだ。







そして迎えた5月1日、ジェフさんの三男が営む[so-b]の川床シーズンがスタート。「ビール1杯だけでちょっと休憩するもよし、川床がどんなものか見学するだけでもOKです。逆に、しっかりお食事したいという場合、事前に連絡をいただけば、馴染みの和食屋さんから仕出しを手配することもできます。」来日48年、日本の文化、そして納涼床の文化をとても愛しているジェフさんの憩いの場、この夏に訪れてみよう。





  • so-b
    TEL:075-212-9218
    住所:京都市中京区木屋町通御池上ル上樵木町501-6
    営業日:6・7・8月 店内12:00〜16:00、川床16:00〜22:00(ラストオーダー21:30)、9月は川床
    定休日:日曜日
    平均価格:¥2,000 (ビール¥600〜)
    チャージ料:無料
    タバコ:喫煙可
    ※食事は前日までに要予約



掲載されている情報は2017年5月時点のものです。

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